2025/09/04 15:01


こんなサインが出ていませんか?

  • 体をよく掻く・舐める(肉球や脇、内股、耳の付け根など)

  • フケ・毛のぱさつき、抜け毛が増える

  • 目やに・くしゃみ・鼻水が増えた

  • 散歩後に赤みや発疹が出る

秋はブタクサ・ヨモギなどの花粉が増え、同時に換毛期&空気の乾燥が始まります。皮膚・被毛と鼻・目のトラブルが出やすい季節です。


今日からできるおうちケア

1) ブラッシングは“短時間×高頻度”

  • 1日5分でもOK。抜け毛をためないことで皮膚のムレを防ぎ、痒みも軽減。

  • 皮膚が弱い子はピン先が丸いブラシやラバーブラシを。

2) シャンプーは「洗いすぎない」

  • 2〜3週間に1回が目安(汚れが強い日は部分洗い)。

  • 低刺激・保湿タイプを選び、すすぎ&乾燥を丁寧に

3) 保湿ミスト&肉球ケア

  • 散歩後の拭き取り→乾燥しがちな部位に保湿ミスト。

  • 肉球はひび割れ予防に薄くバームを。塗りすぎは滑りの原因になるので注意。

4) 室内環境を整える

  • 湿度40〜60%を目安に加湿。

  • 空気清浄機+こまめな掃除(布製品のコロコロ、HEPA付き掃除機)。

  • ベッドやブランケットは週1回の洗濯。


散歩のコツ(花粉&雑草対策)

  • 草むらを避けるルート選び(河川敷・空き地の群生地は特に注意)。

  • 着せるだけで付着を減らせるウェア軽いボディカバーが便利。

  • 帰宅後は「全身の拭き取り→ブラッシング→鼻先・目の周りをぬるま湯でそっと」。

  • 目やにが増えている日は、刺激の少ない洗眼液で優しくケア。


秋の“食べ物”注意ポイント

  • NG:ぶどう・レーズン、玉ねぎ類、チョコレート、未同定のキノコ

  • OK(少量・様子見):さつまいも、かぼちゃ、栗(渋皮・甘味料に注意)、りんご(種NG)

  • 新しい食材はほんの少量から。下痢や嘔吐があれば中止。


受診の目安

  • 掻き壊して出血・膿がある、脱毛が広がる

  • 目が開けにくいほどの充血・痛み

  • くしゃみ・咳が続く、呼吸が辛そう

  • 下痢や嘔吐が24時間以上続く

早めに動物病院で相談しましょう。皮膚トラブルは**「早く軽いうちに」**が回復の近道です。


まとめ

秋は「花粉+乾燥+換毛」のトリプルシーズン。
短時間ブラッシング/保湿/散歩後の拭き取り/室内環境の管理で、痒みと抜け毛のストレスを最小限に。食べ物は秋の味覚に油断せず、初めてのものは少しずつ。気になるサインがあれば、無理せず受診を。